俺が目指してる春先颯斗はいなかった。 春先颯斗の中に。 あいつはきっと辛いことを溜めすぎてる。 春先颯斗、お前は俺の目標。 今、その言葉を言えないのは…春先颯斗の目の中が真っ暗だから。 光がないから。 俺の目指す春先颯斗は… いつだって輝いてて無愛想で中西のことを大切に思ってて… そういう春先颯斗だ。 今の春先颯斗ではない。