「…俺と結菜はただの店員とお客さんの関係だから」 「友達だって中西はいってたぞ?」 「…俺の中に記憶がないことになってるから…ただの店員とお客さんだ。」 「…記憶、戻ってんじゃん」 「…戻ってねえよ」 ポツリポツリと話す春先颯斗の顔はひどく悲しそうだった。