『―…ぁ、』


真流は瞬間的に自分が階段で倒れた事を思い出した


『……まさか…。』


真流はこれでもかと目を見開き、座敷わらしを凝視した


『…ほんと、ツンデレだな。今度からツンデレわらしって呼んでやろうかな。』


真流はニヤニヤと締まりのない顔をして呟いた


『……ぐふふ。ツンデレわらしー、やーいツンデレ~』



座「……エベレストで紐なしバンジーさせてやろうか…」


『ひぃぃいい!!』


・ ・ ・ 



『……あれ?』


座敷わらしは熟睡していた


『…どんな寝言だよ!!』


真流はツンデレわらしと呼ぶのは止めておこうと誓ったのだった



『っ!!ゴホッゴホッゴホッゲッホゴホッ』


突如、激しい咳が出た真流は急いで水を喉にお通した


『……ふぅ』


直ぐに咳は落ち着いた、が、


座「……んだようるせーな」


座敷わらしが目を覚ました


『ぁ、起きた』


座「なんだテメー、起きたのか」


『うん、てかわらし。私を運んでくれた上に看病してくれたんだね。』


座「なに寝惚けた事言ってんだ。自意識過剰が。」


『…ふふん。そーゆー事にしといてあげる。』


座「そんなにひっぱたいて欲しいのか」


『もー、照れない照れなーい』



座「殺すぞ」


『ごめんなさい』