『そーだ、なんて名前にしようかな!!』


下僕「ぇ?」


『だって流石に下僕じゃあれだから。世間体を気にすると、あれだから。』


下僕「そうして下さると有り難いです、自分下僕じゃないですし。」


『うーん、わらしは藁新太郎だから…
何がいいかなー』


下僕「えぇ!?藁新太郎!?」


座「…そいつが勝手に言ってるだけだ。コバエの戯れ言だ。」


『コバエってなにさ!!ちゃんと考えたんだからねー。
ぁ、そーだ!!下僕から取って下歩君(ゲボクン)は?』


下僕「……げ、下歩君…?」


『うん。下僕→下僕君→げぼくん→下歩君!!』


下僕「人を嘔吐物みたいに言わないで下さい。」


『ぇー、せっかく考えたのに。ぁ、じゃあ毛簿君(ゲボクン)は?』


下僕「字が変わっただけで結局嘔吐物じゃないですか!!しかも毛が薄いみたいになって余計酷いです!!」


『…えー、いい名前だと思うのにー』


座「俺もいいと思うぞ、その名前」


下僕「え"!!」


『ほんと!?だよねー!!やっぱり私ってセンス抜群だね!!よし、決まりぃぃいい!!』


毛簿君「いやぁぁぁあああ!!」




座敷わらしの部下、毛簿君も加わりまた愉快な仲間が増えたのでした♪


『よろしくね、毛簿君』


毛簿君「もぅ、かえるぅぅうううう!!」




そして、泣きじゃくった後、毛簿君は大量の雑務をするために戻って行ったのでした。