さえ子「私がタコって言ったのは、それだ。指に張り付いてるそれ。」


遠藤「え?指に何か付いて…って、ペンダコじゃねーか!!」


さえ子「…」



遠藤「いや、何一仕事終えてやりきったみたいな顔してるの!?」


さえ子「いや、いいボケしたなって思って」


遠藤「何で会話のボケに達成感感じてんの!!」


『はいっ、私がイカって言ったのは、面白そうだったからです!!』


遠藤「それ、ただ単にボケたかっただけだろうが!!それに全く面白くないわ!!」


『もぅー、そんな事どうでもいいから早く少年漫画派か少女漫画派か言ってよ、根倉ー』


遠藤「さりげに刺さること言わないでよ!!…うーん、漫画は読まないかなー」


さえ子「ハッ、これだから坊っちゃまは」


『全くだ、転校生は少女漫画かB●見て“きゃー、萌えるぅーっ”とか言ってろ』


遠藤「ちょ、僕男だよ!?それに何で漫画なんかの話でこんな罵倒されなきゃいけないの!?」


『…“なんか”?』


遠藤「え」


『“漫画なんか”ってなんだ不届きものめぇぇぇえ!!』


遠藤「えぇ!?」


さえ子「そーゆー、お前はどんなんだよ


『フッ、よくぞ聞いてくれた!!てかやっと聞いてくれた!』


さえ子「聞いて欲しかったんだ」


『うん』