愛憎。自分の中にあったのは、たしかにそれだった。
彼女の存在を知るたびに、泣きそうになってた。
変な嫉妬。自分がどんどん、押さえきれなくなる。
相手は知らない。


それがとてつもなく苦しい。
メールなんかで感情は読み取れない。
無理、でも、わかってほしい。
だって会えないんだもん。
お願い、会いたいなら迎えにきてよ。
狡い自分は自分から会いに行こうとはしない。



暗くて黒いドブの感情は渦巻いていて、燻ったまま残る。



また、彼女と別れた。