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――2年後――

「あっ、李耶～♪」

李耶と呼ばれた少女は長く黒い髪を揺らしながら振り向いた

李「？どうしたの？」

【永井李耶　15歳】

沙「クラス表みた？」

【新海沙希　15歳】

李「見たよー！！同じクラスだったね♪」

沙「うん！！嬉しいよー！！

・・・でもね・・【アイツ】も一緒なんだよ・・」

李「？アイツって？」

沙「李耶覚えてないの？

中一の時、突然学校に来なくなった・・あの・・！！」

――約束だぞ？李耶には内緒だ――

李「沙希？」

キンコーンカーンコーン×2

沙「・・っ・・チャイム鳴っちゃったね・・

早く行かなきゃ、遅刻だよ！！」

李「う・・うん」

何時もは、明るいあの沙希があんなに、悲しそうなの初めて見た・・

李耶は走りながら思った