「どうして貴女なんて産まれたのッ!?」

ゴメンなさい・・お母さん

何でもするから・・お願い

その言葉を言わないで

何時ものように殴られたって良いの

ただ・・私を愛してくれれば・・

ただ・・私を「好き」だって言ってくれれば・・

ただ・・その言葉を言わなければ・・

「貴女なんか・・産まれてこなければ良かったのにッ・・!!」

言われてしまった

私の存在を否定されてしまった

私の事を「嫌い」と言った

私を・・もう二度と・・

好きと愛してると言ってくれない

・・・・そうか・・

全て・・私が・・

悪いんだ

私が産まれてきたから・・

私が存在しているから・・

少女はカッターを持ち出して

自分の手に当てた