李「え・・?」

何らかの呪文を呟き、私は眠りについた

~李耶が眠りについてから~

ミ「流石に、記憶は消さなくても良かったんじゃね?」

「何を言うのですか?!優真ッ!!」

ミカエルの正体は優真だった

天使の姿から人間の姿に戻った優真は

悲しそうに呟いた

優「だって・・アイツは・・・」

男は李耶の方を見て

「この娘の為に何をしようと

思うんです?

何をしようが、勝手ですが・・」

優「・・・・・・・」

優真は黙りながら聞いていた

忘れないでください

貴女は、この娘の為に

死神と契約をしてまで

助けようとしたんです。

その、契約を取り消したのは・・」

優「お前・・・《莱》だ

あの時は・・有難う・・」

「人間時の名前で呼ばないでください。

でも・・貴女は・・

もう・・死ねないんですよ?」

優「あぁ・・分かってる・・」

「そんなにも・・

この娘が好きなんですね・・

零と同等なくらいに・・」

零と言う、言葉を聞いた途端に

優真の目から涙が溢れた

優「あぁ・・好きだったよ」

俺の大好きな親友達―――