てがみ~未来への約束~

腕の中にいるかーくんの力が、

さらにすうっと抜けていくのを感じる。

そして、

顔を上げて視線を私へと合わせて、

ふんわりと微笑んだ。

「つぐみちゃんは、

 誰にも絶対に渡さない。

 僕の大切な恋人だから……」

“恋人”

その甘い響きに、

ほっこり心があったかくなる。

――私、かーくんの恋人なんだね。

心の中にあった重みが

全て泡となって消えて、

幸せな気持ちが満たされた。