高鳴る鼓動

溢れてくる期待

君と出会った今年の春





今日までずっと一緒だった

一緒にいるときが楽しかった


笑ったり 泣いたり

拗ねたり 甘えたり



一番仲がいい

誰がみてもそう見える

恋人だとからかわれても

全然へっちゃら



だけど友達は友達



少なくとも

あたしはそう思ってきた





どうして告ったりしたの?

どうして好きだなんて言うの?




ずっと友達だと思ってた

ずっとこのままでいたいと思ってた




でも違ったんだね

男女の友情だってあるって信じてた



なのに君は……

君の目に映るあたしは――











あたしはもう

君と一緒にいられなくなった




戻れない

昔のようにはいかない







君は間違ったんだ

あたしを欲しがっちゃったから




昔のままだって

十分だったのにね