夏休みが終わって
2学期が始まった

まだまだ暑い毎日だった

わたしは、相変わらず
先生の事を想う
日々を送っていた

みどりも、しまっちを
想う気持ちは
変わらなかった

毎日みどりとしまっちの漫才を見ているような
感じだった

仲の良さは
ピカイチだった

凌とはたまに会っていた

部活と勉強で
大変そうな凌

いつも、頑張って
としか声をかける事が
出来ない

ある日の休み時間

携帯が震えた

凌からのメールだった

【今日の放課後、暇?】

別に珍しいメールでも
なかったから
普通に返信する

【大丈夫だよ。いつもの店でいい?】

わたしたちがよく行く
ファーストフード

隣でみどりも
携帯を開いている

『凌?』

『うん』

同じ内容が、みどりにも送られていた

なぜか、胸騒ぎがした

この胸騒ぎは思い過ごしであって欲しい