「うわっ!!」 右の肩甲骨に激痛が走る。 余りの痛さに顔を歪めながらしゃがみこんだ。 「どうしたの?大丈夫?!」 いきなりしゃがみこんだ俺に、遠くから聞いてくる雨音。 しかし、俺は答える事さえも出来なかった。 肩甲骨は、まるで心臓が有るかの様に脈打ち、背中には変な汗が流れ落ちて行く。 雨音が俺に駆けよって来て言った 「やだ、大変!!」 と言う言葉を最後に、俺は意識を失ってしまったのだった。