お嬢様は執事様!






校門を出ると既にたくさんの

高級車様たちが並んでいた。




わお。

あれベンツじゃん!

ロールスロイスもあるしーっ!




さすが金持ちは凄い




さてさて白鳥さんの車は

どっこかっしらー。




なかば投げやりに探してると

また腕を掴まれ引っ張られた。



気づくとそこは白鳥さんの胸の中。

昨日のことがフラッシュバックされる。




「も、申し訳ありません!」



「遅かったわね。早く行きましょ。」




そういって押し込むようにあたしを

車に乗せる白鳥さん。




一部始終を見てた人は

誘拐だと勘違いしちゃいそうなほど

素早かった。