「あの、お名前を伺っても よろしいでしょうか?」 あたしはマニュアル通りに言葉を並べ 失礼のないよう努めた。 「私は白鳥葵[シラトリアオイ]。 よろしくね?」 白鳥といえば、有名な企業だった 気がする。 あたしも簡単に自己紹介を済ませ 自室へと戻った。 あのお嬢様と一週間過ごすのか…。 まっ、女同士だしいいよね?