お嬢様は執事様!






するとあたしを抱えていた人に

ポーイッとベッドに

放り投げられた。




視線をそこに向けると

この部屋の住人である

青山くんが立っていた。







「何すんだよっ!」



少しの恐怖で目はまた潤んでいたけど

精一杯あたしは青山くんを睨んだ。






涙で滲んで見えないけど

青山くんの口角が上がった気がした。





そして綺麗な形の唇が開き、