お嬢様は執事様!






え?! 勝手に話進んでるけど

あたしいまピンチだよね?




なんか青山くんの部屋に

住むことになってるし…




そんなことしたら

女だってバレちゃうよっ…。





「スミス…先生、俺はできれば

ひとり部屋がいいんですけど。」



「あー、それがな城崎。

ないんだよな、これが。

だから青山と住むよーにっ!」




そう言ってスミスは

親指をグッと立てた。




む、むかつくっ。

今すぐその指折ってあげましょうか?




ぐっと口まで出かかった言葉を

飲み込み、交渉を持ちかけた。