お嬢様は執事様!





「おーおー、派手にやったな城崎。

大丈夫だったか? 神野。」




いやいやいやいやっ!

被害者はあたしですけどっ?




「とりあえず城崎は引っ越しだな。

誰かこいつと相部屋でもいいやつは

いないか?」




「俺の部屋でよければ。

俺いま一人だし…。」



そう言って手を挙げてたのは

青山くん。



「だめーっ、るなちゃんは

ボクの部屋なのっ!」




「お前は虎と2人部屋だろうが。」




「うぅっ、でもー。」




青山くんの筋のとおった意見に

神野くんは何も言い返せない。