お嬢様は執事様!





スミスーっ!!!




あたしの必死のテレパシーは届かず

結局あたしはイケメンBoysの席へ

行くことになった。



スミスのあの間はなんだったの…?



視界のはしっこでは天使くんが

「やったーっ!」と言いながら

ピョンピョン跳ねている。




はぁ…、諦めるしか道はないのか。



普通の女の子だったら

イケメンに囲まれて過ごすなんて

幸せだろうけど…



まぁ、あたしは別に

恋をしにきたわけじゃないから

関係ないよね。




そう思いながらイケメンBoysが

待ち構える席へと重い足を運んだ。