ふ、ふ、ふ… 「ふっざけんなーっ! なんで男子校になんか通わなきゃ いけないわけっ? 絶対行きたくないわっ!」 「お、お嬢様 落ち着いて下さい。」 「これが落ち着いていられるかっ! あたし帰る! 日本に帰るー!」 「それはいけません。 これは城崎家の伝統なのですから。」 伝統がなによ! パパはあたしを捨てたんだっ。 「お嬢様、帰ってきたら城崎家とは 縁を切ると今旦那様から電話が…。」 「そ、そんなあー…」