この時間が、この2人でいる時間が想い出となって消え去ることがとても不幸なことに思えた。 「木戸さんは、どんな空が好き?」 会話をやめたくなかった。 やめれなかった。 「空?たとえばどんな?コップ座とか?」 「コ、コップ座って……。 あの、例えば夜空…とか、青空とか、夕焼けとか、朝日とか」 「あぁ、そういうことか。 そうだなぁ……私、紺色の空がすき」 「紺色の空ぁ?」