ベンチにあたしを強引に座らせた。 「先輩?何怒って…」 「怒ってないから」 先輩はあたしに向かって 小さくため息をついた。 やっぱり、怒ってるんじゃん…。 あたし、怒らせるようなことした? 先輩の気にさわるようなことした? 「怒ってないから…、何?」 「…先輩が最近あたしに 素っ気なかったのって…」 そう言うと先輩はあたしの頭を ゆっくりなでた。 「先輩……?」 先輩の手のぬくもりが 伝わってくる。 久しぶりに感じた先輩のぬくもり。 なんだか嬉しくて…… 涙が出るよ……っ。