先輩がこんなに 落ち込んだような顔をしてるのは 高校生以来な気がする。 いつも通り、あたしをぎゅって 抱きしめてくれるかと思ったけど 先輩はあたしの横を通って リビングへと進んでしまった。 何かあったって わかるのに…、わかってるのに。 むやみに聞いちゃいけない気がして。 「ご飯、作るね」 「……ん」 ソファーに座ってる先輩にそう言っても 返事はどこか上の空のようで。