「前園詩織、経済学部1年。 俺の彼女だから 取んじゃねぇぞ、お前ら」 あ…、この紹介の仕方、 あたしが高1の時に チャラ男くんに絡まれたときと同じ…。 わかってやってる? それとも無意識? ……もし、わかってやってるなら 先輩、確信犯だよ。 あたしを、これ以上きゅんって させないでよぉ…。 「ホラ、詩織も挨拶して」 「あ、前園詩織です…。 いつも先輩がお世話になってます…」 「ぷはっ!先輩って!」 テンションの高い友達は なぜか“先輩”ってとこに笑い始めた。