「あたしね、もう二度とあんな思いを他の人や大切な人に感じてほしくないから、お父さんに頼んでけんかの仕方教えてもらって蝶華をしたの。あんな思いをするのはあたしだけで充分」
「それにあの時は運命をすごく恨んだ。ずっと恨んだ。運命のせいであたしの人生はめちゃくちゃだって。でもね、今は恨んでないんだ」
「どうして?」
「だって、運命のおかげでこうして颯と付き合えたり、抱き締めてくれたり。運命に感謝だね」
颯を見ると、涙を流していた
颯が流した涙は誰よりもきれいだった
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