次の日、颯の家に行った 「どうした?」 「颯、聞いて…」 「分かった」 「あたしには6歳上のお兄ちゃんいてたんだ。でも死んじゃったんだ、あたしのせいで」 「お母さんもその時に死んじゃったんだ」 「お母さんたちが死ぬまでは、すごく幸せだった。だけど、4年前のあの日……」