「……であるから、Xは……」 相変わらず授業なんて右から左で、また頬杖をついて外を眺めた。 『好きだ。』 何の飾りもなく、ストレートに気持ちを伝えてくれた鳳くんの顔と、言葉が頭に焼きついて離れない。 『もう泣くんじゃねぇぞ、りま。』 君に名前で呼ばれたら、飛んで行っちゃうくらい嬉しくて。 誰かをこんなに想ったことも、付き合うのも全てがはじめてで、何も知らない世界に足を踏み入れたような新鮮な感覚だった。 「ちゃんと、授業受けてるかな…」 早く君に会いたい。