「じゃあ、早いとこ逃げなよ。」 私はにっ。と笑って見せた。 は?と言いたげな顔で 女の子は口を開けたままになった。 「起こられる前に 逃げた方がいいよ? さあ、行った行った!」 私は女の子の背中をぐいっ。と押す。 女の子は戸惑いながらも 体育館を出ていった。 これでいい。 「これの片付けは私がやるので みなさん、今日はおつかれさまでした! 手間取ってすみませんでした。 では、解散!」 …これでいい。