なぁ里奈…
俺のこと覚えてるか?
あぁ。ねみぃな…
ねるか…
─ザワザワ…─
「ん゛…」
気がつけば授業が終わってた。
ん?てかなんで俺の周りに女がこんなに…
「お。友哉、起きたな。お前、学校中の噂の的だぜ?」
はぁ?なにいってんだよ。夢か…
違うな…
なんだよこれ。
香水と化粧の匂いがくせぇ。
「なんでこんなに女がいんの?」
舜に聞いてみると、「イケメンが来たって女達駆けつけたんだよ。」ってにっこりしながら言ってきた。
やってらんねぇ。
「あ。友哉君?あたしと付き合ってくれない?」
「ずるい。あたしと付き合ってよ♪」
化粧がケバいんだよ…
席をたちあがろうとしても無理だった。
「転入して初日に告られるっていいな♪」
のんきに言う舜…
俺は完全無視。
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