〜友哉side〜



教室に入ってメンバーを見渡すと、運動場側の列の一番後ろに座り空をみてる女がいた。



「あぁ。矢吹友哉。」



名前を言うとその女は俺の顔を驚いたようにみた。

ほんの一瞬だけ目があったと思ったらすぐにそらされた。


ちげぇよな…


教室がなんでこんなにざわめいているのか分からず、席についた。


前の席の奴が、話しかけてきたけど話すとかまぢだるくて嫌だった。



でも、空をみてるあいつが気になってしまう。



「なぁ。あいつ誰？」



俺は、思ったことがすぐ口に出てしまう性格らしい。



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