「里奈？友哉君なら里奈の過去消してくれるんじゃないの？」
「どうだろうね…」
友哉が消してくれる？
「素直になりなよ。里奈が友哉君を怖がらず手繋げたのは里奈の気持ちなんじゃないの？」
友哉に抱きしめてもらって、手を繋いだのは本当に怖くはなかった。
「里奈、友哉君の事どう想ってる？」
どうって…
「幼なじみで、昔から仲よくて…昔と変わってなくて…」
「はぁ〜友哉君ね？里奈の事聞いてずっと空みてたよ？」
空？
「有里、何処まで言ったの？」
「大雑把に言っただけ。里奈が自分の口から言った方がいいから♪」
「そっか…友哉、引いてたでしょ？」
引くよね…
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