「里奈?目はれてるよ…」


「あ。寝起きだから?はは…」



「はぁ…里奈?まだ先輩の事…」


「あ!有里、なんか飲む?」


有里の言葉を割って入った。



先輩…


「はい。りんごでよかった?りんごしかないけど…」



「ありがと…」



あたしは有里から受け取ったノートをパラパラ見ながらジュースを飲む。


「里奈?今日ね…友哉君に聞かれたよ?里奈の過去のこと。」


やっぱりこの話題か…


有里があたしの家に来て荒らしてない事が不思議だったけどこういうことか…



「ふーん。」


「友哉君振ったんだって?」


「………」


友哉…


「里奈?昨日友哉君と手繋いでたよね?あたしびっくりしたよ♪」



有里はうれしそうに言う。




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