「友哉は好きな子とか居ないの?」
気がつけば小学校5年生。
ほんの少しだけど付き合ったりしてる子たちも居るようになっていた。
「俺?俺は…」
「里奈!」
「繭…どうしたの?」
友哉が言いかけた瞬間、すごく仲いいともいえない繭が来た。
「あ。友哉君…あの」
繭は、あたしに用じゃなかったらしく友哉と話はじめた。
「友哉…あたし先かえるね。」
「ああ。」
告白かな?友哉、友哉もモテるんだよ。
友哉の隣に居ることは、幸せだったけど苦しいことの方が多かった。
でも、苦しくても友哉のことが好きだった。
後から聞いたけど、友哉は繭に予想通り告白されたらしい。
でも、友哉は断ったって笑顔で言ってきた。理由は教えてくれなかったけど…
平凡にすごしていた日々も終わることを知った。
友哉が繭に告白されたと聞いた日かあまり話さなくなっていた。
一人で学校から帰る日々…
「里奈。ちょっといいか?」
友哉と話たいなって思っていたら、後ろから友哉が走ってきた。
部活が忙しいって聞いてたけど、あたしの前に居ることが嬉しかった。
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