「入学式すぐ終わるといいね~」 苦笑気味にたまきが耳打ちをした。 「そうだな。同じような話だから、飽きるそうだね。」 「うんうん、寝ちゃいそう。」 コソコソ話した後、先生に睨まれそうだったのでやめた。 ちなみに、この間に華鈴は何回か睨まれてた。 ……薊のスルースキルが高かった。 *入学式* 「桜が咲き乱れ、暖かい春の日差しがー…………」 ……眠い、眠い。 長いんだよ…… だが、寝ることは許されない。 なんとなく、職員席から殺気を感じる気がする。 気がするだけだ。 多分、うん。