「そ…か。」 祐裕が少し顔を赤くして 微笑んだ。 「…うん。」 勢いで言ってしまった私はどうしようもなく恥ずかしかった。 「じゃぁさ。そろそろ行くね…」 あたしは時計を見て 二時間が経過しているのに気が付き、言った。 「あ、うん…」 祐裕は席を立った… あたしが先にレジに行き、 会計を済ませようとすると… 祐裕が 「俺が出すよ…話しを聞いてもらったしさ。な?」 あたしは少し悩んだが 「ありがとう」 と笑った。 店を出ると、挨拶交わしてそれぞれ道を歩いた。