スコープ

「違う違うっ!大丈夫!俺にはそんな度胸はない!」

浦西はまだ美春と繋いでる手と反対の手を全力でふった。



「……ならいいけど……明日仕事どうするんだよ…」


このとき美春ははっとした。

そうだ。

浦西には仕事がある。


それは私の執事だ。


私がいないときは……どうするんだろう……



「大丈夫。当分はお休みだ。」



浦西はもう笑っていなかった。