中庭に着くと 佐山先輩があたしの名前を 大きな声で呼んでいた 「美咲っち―――どこー??」 先輩は嫌でも目に付く 外見をしているのに あんな大きな声で叫んでいたら 気付かない振りもできない… 『せっ先輩何であたしの名前 叫んでるんですか!』 「美咲っち!!いたー」 先輩はあたしの顔を見た瞬間 パァッと目を輝かせた