時間がないが必要な事だけ簡潔に話した。
「そーいうことー
それはごめんねー」
『ほんとに』
「そこは別にいいよ(ニコッとほほ笑む)でしょー!
まったく顔がいいのに愛想のない奴ー
昔はもうちょっと可愛かったのにさー」
『昔からかわらないんだけど』
「それは断じてない…かもしれない!
まぁ前置きはここまでで
その任務手伝ってあげてもいいよ
暇だからさっ
こっちに来てる期間が
長いのは僕だからね!
顔が少しは通じるよ!
なんたって剣道部だっけ?の
最強エースだからさ!」
…まぁ探す相手が二人いるし
その方がいいかもしれない
こいつに任せるのは少し気が引けるけど
『じゃあ帰宅部の火之 美咲って子よろしく』
「美咲っち!知ってる知ってる
やっぱりあの子か―
初めて喋ったとき思ったんだけど
少しほかの子とオーラが変なんだよねー…」
『知ってるなら何より
ヒ サ ノ
こっちは火早野 由紀って子見てくる』
「お−がんばー」
刃裂のおかげで
効率よく終われればいいけど…
刃裂と別れた後すぐに
俺は火早野 由紀という子を探した。

