キミと心






『…!!』


『でも言えなかった。』


『……』


『私はあなたを愛してたから。』


『悪かった…彼女とは関係をきるから別れないでくれ。』


『…わかったわ。』



こうして遊園地での言い合いは終わった。
事件解決かと…思われた。





『でも、空は何で知ってたんだ?』


「だって聞こえたもん、触ったら。」


『聞こえる?』


「え??聞こえないの?」


『もしかして…心の声が聞こえるの?』


「心の声?」


『…母さん、触ってみなさい。』


訳が分からないまま触れる。



すると…


「‶……怖い。〟…何が怖いの?」