『あんた気持ち悪いのよ!!今も心読んでるんじゃないでしょうね!?』



読まないよ、
読めないよ、
…読みたくもない。


母さんの心は汚れきっている。
兄とは違って。



それに母さんだって知ってるだろ?
僕は触らないと読めないって。




―だから殴ろうとも、近づこうともせずに
言葉で攻めているんでしょ?