彼女の手はとても温かかった。 心も澄んでいた。 新しい生活は今までとはまったく別の世界にいるようだった。 こんなにも笑顔になれたのは 兄さんといたときにしか出来なかった。 彼女なら信じられる… でも僕の能力を知ったらきっと離れていくだろう。 言わないといけない。 僕をまた光へ導いてくれた彼女には包み隠さず話したい。 どうか…離れていかないで…