それにずっと頼るのは嫌で僕もバイトを最近始めた。
なぜ最近かと言うとバイトには親に許可がいるからだ。
両親には頼めなかった。
だってあの人たちは僕の事を"息子"だとは思ってないだろうから。




バイトはパン屋だった。
店長は優しい人だった。
余ったら僕にパンをくれた。



でも、同時に怖かった。
触れてしまえば本心がわかってしまう。
…知りたくない。
だから当たらないように心がけていた。



朝は寝て、
昼はバイト、
夜は安楽とは呼べない場所が待っている。



そんな毎日を過ごしていた。