朝、挨拶をした。

「永島さん。」

名前を呼ぶと、驚いたように振り返って、

「おはよう。」
と言えば、
「は、浜中くん…お、おはよう。」
と、おどおどしながら挨拶を返してくれた。

トクンッ

その、はにかんだ笑顔が、俺の鼓動を速くする。

永島 千花[ナガシマ チカ]

俺の好きな人。