歌姫はギタリストに恋をする゚*。

慶になら、なにされてもいい…

なんでもいいから、


5分でも、1分でも長く…

こうしていられますように・・・



ずっとずっと

いられますように・・・







「彩良…」

「…う、ん?」

「大丈夫?」


慶が私のまぶたに光る涙を、そっと手で拭く。




「大丈夫」

「無理すんなよ」

「うん…嬉しいだけだから」


そう言うと、慶は私のまぶたにキスをした。



初めてを、慶にあげる。

それだけで幸せ…


甘い甘い二人だけしか知らない空間は、

私たちだけの秘密・・








「愛してる…」


「ん…私も…」