歌姫はギタリストに恋をする゚*。

「け…い……」


ドアの前には、慶が立っていた。



慶は私の知っている慶の姿…

どこも変わりはなかった…







「慶……」


「ぷ」








泣き出す私をみて、吹き出して笑う慶。

私はパシッと慶の胸の辺りを叩く。


そして…











「彩良…ただいま」







慶の優しい口調…


全然変わってない…




私は涙を手で拭きながら、慶の胸に顔を埋め…