そして、慶は私の左手の薬指に指輪をはめてくれた。


本当に幸せ…



みんなありがとう…


慶、ありがとう…





「お前、次の曲歌える(汗)?」




そうだ。

次、歌うんだったよね。





「sAra.歌ってー!」

「歌ってーーー!」



会場からは『歌って』コール。

私はマイクを持ち、会場に笑顔を返す…




~~♪~♪♪


愛しい人が奏でるギター。




私はなにも考えないで歌った…

そして、みんなに祝福されながら、ステージの幕を降ろした。