「もしもし?」

『sAra.のファンクラブ会員の五十嵐 慶です』

「アハハ、嘘ばっかりー」


電話をかけてきたのは慶だった。




『今、移動中?』

「うん!これから雑誌の撮影。慶は?」

『俺もこれから撮影。音楽雑誌の……名前忘れた』

「コラコラ…(汗)」


慶と話してるだけで、心が落ち着く…






「今ね、ちょうど出来上がったCD聞いてたの…」

『なんのCD?』

「いやだなー、JINくんとのデュエット曲、慶が作詞してくれたでしょ?」