振り返るとそこには…見覚えがある女の子ふたりがいた。

私はそのふたりの顔をじっと見つめながら、記憶の扉を開けた。




ふたりの女の子の1人目。

背がスラッと高くて、黒くて長い髪の毛…


数年前に、新幹線で会った…女の子…


その女の子は…

私のファンだと言ってくれた。



もう1人の女の子。

その子は華奢できれいな茶色のショートカットヘアー。


その女の子は、都内のファッションブランド店で働いていた。