歌姫はギタリストに恋をする゚*。

そして泣いている私をベットに乗っけてくれて…

キスしてくれて…

抱きしめてくれたような気が・・・・・




「…俺・・・起きてた?」




「うん…確かね」

「俺も微かに起きてた記憶がある…なんか重くて・・目開けたらお前が、俺の腹で寝てて…」

「・・・・」

「お前を起こそうと思ったら…なんかふっと起きれた。だけどすぐに体に力が入んなくて……」

「そう…」


不思議…

今の慶の状態をみても、とても起き上がるなんてできない感じなのに・・


さっき起き上がってた時は、こんなだるそうな顔じゃなくて…もっと元気な感じの顔だった…



本当になんだったんだろ…




ずっと慶と会えなかった私に…

神様がごほうびに、

一瞬だけ慶に力を与えてくれたみたい…


なんだか…

また神様の存在を信じてしまうよ…




「明日…検査だろ。検査ってなにやんの?」




「んー…脳の検査とか言ってたよ?あとは一通り、だいたいのことは調べるんじゃない?」

「めんどくさ」

「めんどくさくない!ちゃんとやるの!ちゃんと検査受けて…元気になったら・・」

「……?」










「また‥ギター弾いてよ………」