君に、この声を。




そんなわけない。


幼稚園のころ、お昼ご飯のデザートにりんごがでて誰よりも喜んでたのはどこのどいつよ!?

あのとき確か、私のりんごまで奏太の口に消えて大喧嘩したんだけど。



「ちなみに、俺の好きな教科は体育。ピアノなんて家にあっただけで触れたことないし、だから音感なんてのもない」



笑顔でそう言う奏太は、確かに幼なじみの奏太なのに。


まさかの、事実。



嘘だ。


信じられない。